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平成26年4月を迎えます。
黒部での生活が4年目に突入します。


2012/01/23

子牛の胃袋


 近頃は、哺乳子牛にあげる餌は、ミルクとスターターのみで、草は離乳後からっていう資料とか、指導とかを頻繁に見るし、聞くこともある。ミルクの量も、あげすぎないで、スターターを食べさせる為に量を制限するとか。実際にそれを試してみたら、今いちパッとしない印象を受ける。

たとえば、敷料のもみがらを食べている姿を多く目にするようになったり。
ミルクの量が足りなくて、お腹がすく。→スターターを食べずに水を飲んで下痢をする。
スターターを食べても大して量が入らない。入る牛もいるけど、割合的に少ない。
離乳後、草が食えない&スターターも大して食べれない。など。

そこで、やっぱりミルクの量は飲みたいだけあげるようにして、
粉の量で1頭あたり1kg前後とかあげちゃう。
草もスターターも自由に飽食にすると、牛の状態はみるみる変わる。
敷料つつかなくなる。
水はほとんど飲まないけど、草を食べて、スターターも食べる。
離乳後の肋の張り、腹の深さ、当然草の食い、配合の食いが格段に違う。
そんな印象を受けているところです。

哺乳期からスターターをあげることは、VFA、特に酢酸を生み出すには持って来いで
確かに絨毛を発達させるんだと思います。
ただ、やっぱり1胃の容積をあげないと、スターターも量が入らないんじゃないか?
第一、1胃でスターターを分解してVFAを生み出す微生物の定着を考えた時、
スターターだけだと微生物の住処ができないし
胃の容積も出てこないんじゃないかと感じます。
草は、チモシーのような柔らかいのに加えて、あえて硬いストロー系を切ってプラスしたら
余計に物の食い込みが上がっているような気がします。これは予想外でした。
牛の行動と、反応を見ていてそう感じます。

牛は、牛らしく。草くって、それを最大限利用できる胃袋を子牛の時から作ってあげる。
アメリカは、粗飼料を6,7割あげて乳を搾る管理に変化していっています。
粗飼料の質が日本とは別格なのは置いておいても、
日本の酪農もそのような方向に向かいつつあるはず。
子牛の育成は2年間。その未来を見据えて、強い胃を持った牛を作り上げることを目標に
管理していきたいなぁと思います。

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