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2014/05/01

牛乳と癌の関係→日本で搾られた牛乳では無関係?

牛乳って、栄養満点で成長期の子供だけでなく、大人においても健康を維持していく上でも有効な食品だって言われる反面、「太る」とか「日本人に合わない」とか、最近では「癌になる」といった言われ方をします。

太るとか日本人に合わないって言うのは、そもそもの根拠があやふやで意味不明なので無視していますが、「癌になる」という情報に関して言うと、論文まで発表されているので勉強してみました。

すると、牛乳を飲みすぎることで癌のリスクが高まるといった話は事実のようですが、厳密にいうと、その話の裏には「rBGH」という成長ホルモンがカギになっているようです。

rBGHという成長ホルモンですが、要するに「仔牛を早く大人の牛にしてしまえば、早く牛乳搾れるし経済的じゃん!」という狙いで、使用されています。使用されているといっても、日本での使用は一切禁止されているし、現場作業では聞いたことすらない代物なんですが。

それで、このrBGHは成長ホルモンというだけあって、細胞の分裂成長を過剰に促します。そして、使用された牛は、やはり成長が早くて、しかも大きくなる。そして牛乳もイッパイ出してくれるわけです。ただ、使用された牛にもリスクが現れます。その一つがrBGH投与牛から検出されるIGF-1というインスリン様成長因子で、成長ホルモンの刺激を受けて主に肝臓より分泌される細胞の成長に非常に強く関与する物質。この濃度が非常に高値で「牛乳から」検出されるようです。

この牛乳を多量に摂取すると、摂取した人間の細胞もこのIGF-1の影響を受けます。すると、細胞の分裂が促され、細胞分裂が増えることによりガンのリスクが増すわけです。

先進国で唯一rBGHの使用が容認されているアメリカですが、この事実は国内でも問題視されているようです。

こういった事実が、日本国内で取り上げられ、あたかも全ての牛乳が「ガンになる」原因だ。と言わんばかりに情報が流れていたんですね。アメリカでも、成長ホルモンを使用している農場がすべてではなくて、アメリカ全体の20%だという情報を見たことがあります。

もう一度言うと、日本では、成長ホルモンの使用は禁止されているし、現場作業をしている人間が見たことも聞いたこともない物質です。
牛乳とガンとの因果関係となっている成長ホルモンの投与といった前提が説明できない日本国内で生産された牛乳はガンとの関係とで言えば、現状「無関係」と言えるんじゃないでしょうか。
ただし、某国からの輸入品(主に脱脂粉乳やチーズでしょうか?)で無ければ・・・ですが。

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