経営のシミュレーションを改訂!って、改訂した傍からまたミスを見つけたりしちゃうけど、とりあえず途中経過を報告します。自分でミスを見つけて、直して、裏付けとってまた直して。これ、結構面白いです。
それでは早速。まずは、シミュレーション結果から。
青のエリアが仮想牛群の大まかな状況です。
4月から始まる四半期に分けて、3か月ごとに5頭ずつ初任牛を導入。
分娩間隔は440日に設定したので、1年目のシミュレーションでは乾乳に入る牛はいません。
♂子牛と♀子牛の比率は1:1にしました。
廃用牛は夏場の第2四半期に一頭出荷した事にしました。
初任牛牛群なので、とりあえず事故は5%とかなり少なめに見積もっています。
次に、緑色の部分が収入の部。
赤が支出の部で、紫色は減価償却になっています。
これら費用は、長野県下の酪農家の実績値を元に、それを多少辛口にしてあります。
結果は以下の通り。
|
シミュレーション1年目(初任@7600kg/305d) |
そして、↓の様に1頭あたりにかかる年間経費を長野県下の酪農家の経営実績を元に作成。
これはまだまだ裏付けが必要で今後の課題。たとえば水道代は1㎥あたり150円として、実際に牛が1日に飲む量とかみ合わせて算出、さらに搾乳機器の洗浄などに使用する水道代etc..なども加味すれば裏付けが取れる。そういう作業をしていかないとと思っています。
↓これが初任牛7600kg/305dの仮想泌乳曲線。 |
|
↓そして、この泌乳曲線を元に仮想牛群と、四半期ごとの泌乳量を予測。
そして、それぞれの分娩後日数、と泌乳量から発酵TMRの摂取量を推察して給与量として算出し、単価を乗じてかかる経費を算出。
↓こちらが発酵TMRにかかる経費
↓加えて、泌乳量、分娩後日数に応じた補助配合飼料の給与量も算出。おそらく、費用の関係から搾乳はアブレストになるため、個別給与が可能という前提での補助配合の使用です。
なお、ここまでの餌の計算で乾草分が入っていませんが、乾草の給与量は発酵TMRの予想給与量ではDMIを満たせない分を乾草に置き換えて計算しています。
こちら↓の図は育成牛の牛群と餌の構成を考えたもの。日本飼養標準の計算式を元に作成。
24か月で初産を迎えた場合30万円で収まります。初回分娩が遅延した場合でも35万円程度には収まるかと思います。今回は、生年月日と各四半期における月齢から、下の表を元に経費を算出しました。
と、まぁ。現状はこんな感じです。
が、今既に色々と修正点が見つかっています。
もっと細かく裏付けをする。しっかり、項目の説明、内容の説明が出来るように準備していく。
同時進行で2年目、3年目以降の計画も立てていこうと思います。
とりあえず現在の経過報告でした。