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平成26年4月を迎えます。
黒部での生活が4年目に突入します。


2011/01/15

1年後

今年の春から、富山県で1年間パートタイムで研修させてもらった後、牛舎建ててって話で話が進んでました。が、年末にツイッター上で出会った那須塩原の牧場の場長さんに目を付けてもらえて、「このままじゃもったいないから、勉強しに、うちに来なさい!」と言う事で、強く誘っていただく事が出来ました。ので、営農開始はちょっと先延ばしにして、来年春からは那須の大規模経営の牧場で勉強させていただくチャンスを頂きました!
まだ、正式に行ける段取りにはなっていませんが、営農に向けて大変お世話になっている普及センターの方々にも話をして、事務的にも営農開始の延長は十分可能で「ぜひ勉強して帰ってきてほしい」と言ってもらえたので、これからおそらく来年からの那須での勉強が可能になると思います。
正直、自分の実力や、営農までの準備期間の短さに不安はありました。が、いざ酪農を勉強させてくれる牧場を見つけるとなると、それが難しいんです。「教えてあげる」と言われても、牧場の作業構成員に取り込まれて、勉強どころか日々作業に明け暮れて・・・ってなるのが正直怖くてなかなか踏み出せずにいました。確かに、作業をこなす中で学べる事は多くあります。が、それだと、先人が経験してきた多くのトラブルや、そこで得た知識や技術を、また自ら経験し、考え進化しなくてはいけなくなります。確かに、身をもって体験する事は、すんなり自分のものになりますが、そこに先人のアイデアや知識が加わることで、成長スピードは格段にアップすると思っています。それは甘えだと言われてしまえばそれまでで、何も教わる事が出来なくなってしまいますが。。。
教わる側は、それなりに苦しいし、習得までのスピードを速めようとすればするほど頭がいっぱいになって爆発しちゃいますが、教える側は、自分の言葉で解釈してきたものや、体験してきた感覚を、相手に伝わるように教えていかなくてはいけないので、これもまた凄くもどかしかったり、苦しかったり、爆発しちゃったりすると思います。これまで、そういう教育の様な事を行ってこなかった職場などからしたら、余計な仕事、手間、面倒っていう思いから、なかなかうまく技術や知識の伝達が上手くいかない場合が多いと感じます。工芸産業や農業なんてのはその最たるものかもしれません。
そんななか、教えるから教わりに来いと言ってもらえる環境に出会えたことが、どれほどの救いか。今から楽しみな事がいっぱいです。
時間を切り裂いて、一点集中しなければ準備が間に合わない、まだまだ遊べる若い時期を棒に振って経営の準備を始める事も苦しかった。これからはちょっとだけ、あえてペースダウンして、じっくり学んで、しっかり遊んで、視野を広く、学も広く、技術を身につけ、人脈も広くして行こうと思います。もちろん営農準備も同時進行です。お金も貯める。
毎日心配してくださってる方々、私の牧場ができたら泊りに行くといって楽しみにしてくださっている方々、応援している方々、私を知っている方々に報告でした。
これからも気にとめて頂けたら幸いです。
今出来る、最適の健闘をしていきたいです。
牛は人を認識する。人によって見せる表情も違う。牛は家族。

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